参考とするのが「坪単価」です。新築時にも坪単価で概算を見積もることがありますが、坪単価とは、建築費用をおしなべて計算するための尺度でしかなく、隣の家とほぼ同じ程度のリフォームをしたからといって、価格も同じになるというわけではありません。たとえば、家を1軒建てるにしても、居室と台所では建築費用が異なります。もうおわかりのように、台所や浴室など、水や火を扱う空間では、給排水管、またはガス管といったものを付設しなければならないので、そのぶんだけ工事費用がかかるのです。
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本来、部屋の機能ごとに計算されるべき単価を「坪」という単位で平均化してしまうと、数字としてはわかりやすくなっても、実態については見えにくくなってしまいます。リフォームの場合でも、使う建材の品質や仕事の難易度などによって単価は様々に変動するので、安易に実例集の金額を見て判断するのはさけるべきでしょう。また、リフォームは新築よりもやさしいと勘違いしている方が多く、自分でも簡単にプランができると思いがちです。しかし、多くの雑誌を参考にしても、それは無理でしょう。住まいの構造には違いがあり、暮らしやライフスタイルが異なれば、抜ける柱や壁が変わってくるのです。柱1本にしても、抜ける、抜けないの解釈は設計者によっても変わる場合が多いので、何人かのアドバイスを得たほうが賢明です。専門誌は建築家の実績やデザインの傾向を知るための資料だと考え、設計や費用については、建築設計事務所や工務店に直接相談することをおすすめします。