売るに売れない原因は「含み損」

2011.12.03

平均的な国民にとって住宅購入は、1生のうちで1度あるかないかの大きな買い物です。いったん買ったものを、資産価値が下がりそうだという理由だけで売ることはなかなかしません。そもそも自分の家も含めて周辺の不動産の価格動向を常に熟知している人がどれほどいるでしょうか。自分の収入からすると少々無理して高値の住宅を買った後に、景気動向などが原因で不動産の価値が上がったり下がったりすることはよくあります。もちろん、そのまま住み続けるのであれば、直ちに問題が生じることはありません。

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しかし、何らかの事情でせっかく購入した家を手放さなければならなくなる場合もあります。購入時の価値は3000万円だったのに、数年後に売ろうとしたら3200万円で値が付いたとしたら、200万円も得したことになります。これを「含み益」と呼びます。逆に、2500万円しか値段が付かなかったら、500万円も損したことになります。これを「含み損」といいます。住宅を売ろうとしている住宅ローン債務者にとっては、含み益が出れば幸運ですが、含み損が出れば不運です。経済情勢は変動しますから不動産価格の上下は仕方のない面があります。最終的には自分の読みの甘さを嘆くことになるかもしれません。