きちんと生きている感覚は心を落ち着かせる

2011.11.25

「ていねいに暮らす」とは、他でもない自分自身が気持ちよく、豊かな気分で暮らすこと。だから、「私が気持ちいいかどうか、楽しいかどうか」が基準になる。たとえば、キッチンで使うもの。鍋なら、私はちょっと高くても本当に気に入ったものを使うようにしている。材質がいいと、ヘタな料理もおいしくできるし、汚れ落ちもいいから、気持ちよく料理ができる。デザインがいいと、見ていても気分いい。料理は毎日するものだから、鍋ひとつで毎日が楽しくなる。

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私の妹は、うちで使っていた鍋を出産祝いに贈ったら、台所の鍋をすべてそのシリーズにしてしまった。彼女は、着るものに関してはあまりこだわらないが、料理が好きなので、台所で使うものはことごとく“ブランドもの”。私は「完全武装の台所」と呼んでいる。そんなふうに、自分が大切にしたい部分だけはきちんと、ていねいにしていく。それが料理だったり、ソーイングだったり、ガーデニングだったり、違いはあるかもしれないけれど、そこがとっかかりになって、自分らしい暮らしができていく。ただ、バッグや服と違って、「暮らし」は他人に見えることは少ないから、評価の対象にはなりにくい。