全壊、半壊建物のほとんどを占めるのは木造住宅だった。それを神戸市灘区の被害状況から見る。全壊した木造建物の数は一万一九〇七棟。これはすべての全壊建物数(一万三一九八棟)の九割を占める。この木造建物(ほとんどが住宅)の倒壊により、多くの人が圧死あるいは窒息死したのである。兵庫県警察本部の発表によると、圧死・窒息死亡者の割合は、死亡者全体の八三・七パーセントにも及ぶ。なお、「軽量S造」とは、鉄骨造のうち、厚さ一・六〜四・五ミリメートルほどの薄い鉄骨を使用した構造。
[参考情報]
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重量鉄骨より強度が落ちるため、小規模な工場や倉庫、住宅などに用いられる。また、先に紹介したSRC造は棟数が少ないために、コンクリートブロック造とレンガ造とともに「その他」に分類されている。木造建物の倒壊数が群を抜いて多いのは、もともと棟数が多いからだが、それぞれ構造別の全棟数に占める全壊及び半壊割合もまた、木造建物が突出している。