阪神淡路大震災後に、倒壊したマンションや高速道路の橋脚から、このかぶり厚さ不足が沢山発見された。鉄筋の外側のコンクリートの厚さがほんのわずかしかなく、剥げ落ちたコンクリート壁からすっかり鉄筋が見えてしまっている。ほとんどかぶり厚さがゼロに近い状態だ。コンクリートを打つと、中の鉄筋の状態はまったく見えなくなる。鉄筋コンクリートはさぞ丈夫で安全だろうと思う人がいるかもしれないがとんでもない。見えないからこそ業者は手を抜き瑕疵や欠陥を造るのである。
吹田市の中古一戸建て
玉野市の中古一戸建て
気仙沼市の中古一戸建て
玉名市の中古一戸建て
那珂市の中古一戸建て
そういう意味では戸建てと同じだ。見えない箇所は要注意なのだ。鉄筋のかぶり厚さは、耐力壁以外の壁や床は2センチ以上、耐力壁・柱・梁などは3センチ以上、直接土に接する壁・柱・床・梁等は4センチ以上、基礎は6センチ以上と決まっている。これ以下のかぶりはダメ。人間の造るものだから、厳密な寸法を確保するのは困難だと業者は言うかもしれない。実際、かぶり厚さ不足のマンションはごまんとある。逆に、十分なかぶり厚さのある鉄筋コンクリート造りの建築物を捜すのが大変なくらいだ。それほど鉄筋のかぶり厚さ不足のマンションが多い。主鉄筋の回りに帯鉄筋(フープ筋)を巻いてコンクリートを付着しやすいようにしてある。帯鉄筋は水平に巻く。この帯鉄筋の間隔が広すぎると強度を保てない。帯鉄筋の間隔は、1981年以降は10センチと決まっている。間隔の広すぎる帯鉄筋はダメである。